実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、長野県在住69歳男性のケースをご紹介します。
同居家族構成:本人、妻(68歳)
居住地:長野県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:300万円
現在の金融資産:預貯金1000万円、リスク資産200万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金32年
老齢厚生年金(厚生年金):12万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金46万円(年額)
年金以外の収入:なし
配偶者の年金や収入:年金100万円(年額)
ひと月の支出:約23万円
自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「現役時代にもっと貯めておけばよかった」と回答。
その理由として、「もともと、消費志向ではなかったので、それほど支出オーバーということはないが、冠婚葬祭費や、孫への支出にお金がかかる」ため、不足に感じていると語っています。
老後2000万円問題が世間で話題になったものの、「田舎なので、2000万円はいらないかな、と思った」とのこと。
しかし実際に年金生活を送る中で、老後資金「2000万円」は妥当な金額だったと実感しているそう。
「住宅の改修費や家電製品にそれなりにかかったから」とあり、老後にかかる出費について想定が不十分だったと明かします。
「孫も生まれ、趣味も楽しめるから」と、その理由を語ります。
老後に不安を抱えている現役世代には、「年金生活は長いので、趣味を多く持つこと、健康である」ことを大切にしてほしいとアドバイスされていました。
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2025-01-09T21:40:15Z