60代、お金の不安を解消するための「貯め習慣」5つ。小さな無駄や得も見逃さない

だれもが抱く老後のお金の不安。老後信金はいくら必要か、などと考えたらきりがありませんが、そんな不安を少しでも解消するコツは日々の習慣で解消していくのが近道。50代60代の女性の生き方の著書を持ち、トップブロガーの中道あんさんは、「ちょっとしたことだけど、習慣を変えること」と教えてくれました。実践している習慣を紹介します。

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とにかく「お金を貯める」習慣を身に着けることが大切

老後のお金の不安は多かれ少なかれだれにでもあるものだと思います。

私は会社をつくり、ひとりで経営者していますが、もし会社がつぶれたらどうしよう…なんて、ときどきふっと頭をよぎります。とはいえ、不安というのは実体のない漠然としていて曖昧なものです。なので、あまり気にしないようにしています。

お金の問題にむやみに不安がるよりは、お金としっかり向き合って収入と支出を把握することが大切だと思うからです。まずは無駄なお金を使わずに、貯蓄体質になることです。私の周りには収入はさほど多くはないけれど、しっかり貯蓄できていて老後についてお金の心配がないという人がいます。そういう人は、長い何月をかけて貯蓄を続けて資産形成を図っています。

実際、私もコツコツと貯めてきたお金があったので投資を始められ資産を増やしています。お金を増やすには、元手になるお金が必要です。そのためには、収入を増やそうとしがちですが、貯金ができない人は、お金を使って生活のレベルを上げただけで、お金の不安は解消されないはずです。まず貯める力を養わないといけません。

世の中には貯金術はたくさんありますので、自分に合ったやり方で貯めていけばいいと思います。でも、浪費体質であれば、貯金は難しいものです。体質を変えるのは習慣を変えるのがいちばん効果的です。ここでは、何気ないけれどお金が貯まる習慣についてお話ししていきます

1:100円ショップやコンビニへはなるべく行かない

先日、1つだけ欲しいものがあって100円ショップに行くと、いつのまにか10個くらい買い物カゴに入っていていました。欲しいものだけ買ってすぐにお店を出ればいいのに、つい、ぶらぶらと店内を見て回っているうち、「買っとくかぁ」とカゴに入れていたのです。

「100円なら安いし」「あれば便利だし」「せっかくなので今ここで」

などという誘惑でついつい買い物カゴにポイポイと…。人は、大きなお金には慎重になりますが、小さなお金には鈍感になってしまいます。私にとっては余分なものまで買ってしまう100円ショップ。もしかしたら、みなさんものなかにもそんな方がいるのでは? なので、極力行かないようにしています。

それと、コンビニも同様です。でも、ときどき無性に行きたくなることがあって、それはストレスが満載のときです。コンビニでお菓子やアイス、ビールなどを買い込んで家に帰ってくる…。買うだけで楽しいので一度に消費するわけではありません。つまり、あまり欲しくないのに買ってしまう、一過性の買い物依存です。こういうときには、自分が整っていない証拠なので、普段からリラックスを心がけてストレスをためないようにすることの方が大事です。

2:家を常に整え、ものの量を把握する

家の中は、ものの置き場所が決まっていますか? 買ってきたものは、あるべき場所に収納したり、置いたりしていますか? 思いつきで収納したり、一時置きしたりすると、どこにしまったのか忘れてしまって、また同じものを購入してしまう…。私が、実家を片づけたとき、あちこちから同じものが出てきて、それが、本当に売るほどの量だったのです。

お金が貯まらないという人は、家が整理されていない、ものの量を把握しきれていないという、暮らしの管理ができていない人が少なくありません。どこになにがあるか分からない人というのは、「もう、ないかもしれないから買っておこう」という心配からものを買ってしまうものです。

たとえば、カレーライスにジャガイモはつきものですが、冷蔵庫になければカリフラワーを代用したり、冷凍のフライドポテトを仕上げに加えてみるとか、とにかくあるもので代用すればいい。甘いカレーが好きな人はサツマイモをゆでたり蒸したものをトッピングするのもいい。このようなアイデアは、家の冷蔵庫になにがあるか知っていなければ、浮かんでこないものです。

余計に買い物をしないためにも、ものの把握はとても大切です。

3:長く使えるものをもつようにする

実用的な洋服や雑貨、化粧品など、プチプラ商品を狙って買うことがあります。「安物買いの銭失い」ということわざの通り、安い商品を買った結果、品質が悪くてすぐに壊れたり、満足できなかったりして、修理の頻度が高く、買い替えしたりして長期的には損をすることがあります。

反対に、やや値は張るものの、品質のいいものは通常長持ちします。そして、使い心地がよく満足感が高く、それを使う楽しみや生活の質が向上します。なので、私は一時的なものは安物にして、それ以外は品質のいいもの、長く使えるものをもつようにしています。年齢を重ねた今は、洋服などもプチプラを何枚も買うのなら、着まわしの効く高品質の1枚を何年も着るようにしています。

4:1ポイントでも無駄にしない「ポイ活」をする

ポイ活(ポイント活動)は、効率的で効果的な節約・貯蓄手段です。私がポイ活を始めたのは、資産8億円もある女性からすすめられたのがきっかけです。「お金持ちがポイ活?」とびっくりしたのですが、節約家だから資産を築くことができたんだと思ってマネすることにしました。

ポイ活は、本当に地味で面倒な活動ですが、慣れてしまえば苦になりません。昔は、ポイントカードを持ち歩かなければなりませんでしたが、今はアプリで加算されるものがほとんどです。レジでスマホをかざすだけでいいので、ポイントアプリをフォルダにまとめておくと、探す手間も省けストレスなく提示できます。

私のポイントの使い道は、「デパ地下食材を購入」「ふるさと納税」「ホテルに宿泊」「飛行機に乗る」などに使っています。コツコツ貯めるには1ポイントだって無駄にはできません。なので100円のものを購入するのにもクレジットカードで支払い1ポイントゲットしています。

5:レシートはしっかり受け取る

コンビニやスーパーでは、レシートがその場で捨てられているのをよく見かけます。私は、必ずその場で確認して持ち帰り、家に帰ってからなにに使ったのか確認するようにしています。すると、「あっ、これは無駄だったかもな」と思うことがあります。

お金が貯まらない人は、お金を使っているという意識が薄いのだと思います。必ず、使ったお金を確認する。お金をなんとなくで使わない、意識して使うようにするとお金に対する意識から変わるはずです。

習慣を変えれば少しずつ人生にも変化がおきます。貯金体質になると決めて、ぜひ習慣を変えてみませんか?

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